たびとの旅路 ~電脳砂漠の冒険譚~

フロッピー頼りに歩き、クラウドの地平を見つめる今日まで。見つけたオアシス、迷い込んだ砂の迷宮、全てこの羊皮紙に。

第一章:神々の神殿へ ~Azure AI Video Analyzer、契約の門を開く~

旅の途中、興味深いオアシスを見つけた。忘れないうちに、この羊皮紙に記しておくとしよう。

かつて、私はMicrosoft Azure AIサービスという、広大な神々の領域で、動画ファイルという魂を解析するC#アプリケーションを開発したことがある。しかし、その旅の始まりは、あまりに膨大な情報という名の砂漠の中で、どちらを向けばいいのかさえ分からない、途方に暮れるものだった。

今回は、その中でも特に強力な、Video Analyzer(旧名: Video Indexer)という、映像と音声の魂を読み解く神々の力について、その最初の扉の開き方を記そうと思う。これは、学習済みのAIという、神々の知恵の一部を、我々冒険者がいかにして借り受けるか、その最初の契約の儀式の記録である。

この羊皮紙のあらまし

この羊皮紙が導く者

  • Microsoft Azure AIサービスという、神々の領域に興味を抱く者
  • 動画ファイルという名の魂を、AIの力で解析してみたいと願う探求者

なぜ、Azure AIという神々を選ぶのか

当時、私はGoogleやAmazonという、他の神々の力とも比較検討した。しかし、そのスコアは、Microsoft Azureの神々が最も優れていたのだ。もちろん、時代は流れる。あんたがこの旅に出る時には、再び自らの目で、どの神々の力が最も優れているかを見極めるべきだろう。

Video Analyzerという名の、試練の神殿

Video Analyzerは、無料で2,400分もの解析を許してくれる、懐深き神だ。Webサイトという名の神殿に、動画ファイルを捧げれば、誰でも簡単にその力の片鱗に触れることができる。

Azure AI Video Indexer Portal - Cognitive Video Indexing

Video Analyzer アップロード画面

神殿に、魂を捧げる祭壇

自らの魂を捧げるのがためらわれるなら、「サンプル」タブに、神々がすでに解析済みの魂が展示されている。まずはそれを眺め、神託がどのように下されるのかを知るのがいいだろう。

サンプルのひとつを選択

神々が下した、神託の一例

第一の儀式:神々と対話するための、三つの聖遺物を探す

自らのアプリという名の祭壇から、神々と直接対話するには、三つの聖遺物が必要となる。 しかし、注意せよ。Video Analyzerの神々は、他のAzureの神々とは違う、独立した神殿に住まわれている。

  1. アカウントID: Video Analyzerの神殿で、自らの名を確認する。
  2. ロケーション名: 試用期間中は「trial」という名の、仮初めの地となる。
  3. APIキー: 「Azure Video Indexer Developer Portal」という、さらに奥まった聖域で、自らの力を証明し、授かる。
Video Analyzer アカウント情報

ここに、二つの聖遺物「アカウントID」と「ロケーション」が記されている

第二の儀式:最初の呪文「アクセストークン」の詠唱

三つの聖遺物が揃ったら、いよいよ最初の呪文を詠唱する。神殿と対話するための、一時的な「通行証(アクセストークン)」を手に入れるのだ。 Developer Portalの魔導書を開き、「Get Account Access Token」の章にある「Try it」ボタンを押せば、Web上で儀式を試すことができる。

Get Account Access Token の Try it ボタン

Web上で、呪文の詠唱を試す

必要な情報を入力し、「Send」のボタンを押せば、神々は応え、HTTP 200 OKという吉報と共に、長大なアクセストークンという名の通行証を授けてくれるだろう。

Get Account Access Token の実行結果

神々から授かった、一時的な通行証

この儀式は、Linuxの大地からcurlという古の呪文でも執り行うことができる。

羊皮紙を巻く前に

Video Analyzerという神殿の扉は、他のAzureの神殿とは少し離れた場所にある。そのことに気づかず、私は情報の砂漠で多くの時間を浪費した。 しかし、一度この三つの聖遺物と、最初の呪文さえ覚えてしまえば、神々との対話への道は、大きく開かれる。

この羊皮紙が、同じようにAIという名の神々の力に触れたいと願う、未来の冒険者の、最初の道標となることを願う。 次回は、この通行証を使い、C#という我々の言葉で、実際に神々と対話する、より高度な儀式を記そうと思う。

東の空が白んできた。次のオアシスへ向けて、そろそろ荷造りを始めるとしよう。

砂漠で見つけた魔法のランプ

ラクダの独り言

ご主人が「神々の力を借りる!」とか言って、また黒い画面に呪文を打ち込んでいる。なんでも、天上の誰かに映像を見せると、賢い答えが返ってくるらしい。俺に言わせりゃ、そんな遠くの神様に頼る前に、目の前で全てを見ている、この俺様に聞けばいいだろうに。まったく、人間ってのは、遠いところにあるものほど、ありがたがるもんだぜ。やれやれだぜ。