たびとの旅路 ~電脳砂漠の冒険譚~

フロッピー頼りに歩き、クラウドの地平を見つめる今日まで。見つけたオアシス、迷い込んだ砂の迷宮、全てこの羊皮紙に。

高評価のオアシスは罠だった ~「おてがる光」との戦いの記録~

砂漠を旅する中で、多くの旅人が絶賛するオアシスの噂を耳にした。しかし、そこで待ち受けていたのは予想外の試練だった。忘れないうちに、この羊皮紙に記しておくとしよう。

憧れのNURO光という楽園への道が、無慈悲な「門前払い」で閉ざされた。 夢破れた私は仕方なく「光コラボ」という別のオアシスを探す旅に出る。 そこで見つけたのが、多くの旅人が絶賛する「おてがる光」。 しかし、その高評価の裏には、巧妙な罠と涙ぐましい戦いが待っていたのだ。

旅の羅針盤として、私が最も信頼を寄せていたのが「価格.com」だ。 そこで一際輝き、多くの冒険者から高評価を集めていたのが「おてがる光」。 誰もが良いと言うなら間違いないだろう。 そう信じて乗り換えた私を待ち受けていたのは、キラキラした評価とは似ても似つかぬ数々の試練だったのだ。

この羊皮紙のあらまし

この羊皮紙が導く者

  • 価格.comの評価を信じ、「光コラボ」という新たなオアシスを探している探求者
  • 「なんだか我が家の通信が遅い…」と、魔法の箱の前で首を傾げている同志
  • 契約という名の古文書に隠された小さな罠を見抜くコツを知りたい冒険者
  • 「おてがる光」への乗り換えを検討している旅人

砂漠の道標

  • 光コラボ(光コラボレーション) - NTT東日本・西日本の光回線を、各プロバイダが借り受けて提供するサービス。回線自体はNTTだが、契約窓口やサポートはプロバイダが担当する。
  • V6プラス(IPv6 IPoE) - 次世代インターネット接続方式。従来のPPPoE方式より高速で、混雑時間帯でも速度が落ちにくい。
  • PPPoE接続 - 従来のインターネット接続方式。夜間などの混雑時間帯に速度が低下しやすいが、一部のサービスでは必要となる場合がある。
  • ひかり電話 - 光回線を使った固定電話サービス。NTTの加入電話より料金が安く、光回線契約とセットで提供される。
  • 無線LANルータ - Wi-Fi機能を持つルータ。インターネット回線を複数の機器で無線接続できるようにする装置。
  • プロバイダ - インターネットへの接続サービスを提供する事業者。光回線の契約先となり、メールアドレスやサポートも提供する。

第一の砂の罠:見えざる契約と、"オプション"という名の刺客

旅の始まりはささやかな贈り物からだった。 特典の無線LANルータ。これは素直に嬉しい。 後にこれが数多の試練を乗り越えるための唯一の癒やしのポーションとなることを、私はまだ知らない。

無線 LAN ルータのプレゼント

ささやかな贈り物

問題は契約後に届く羊皮紙(メール)だ。 Gmailの「メッセージの全体を表示」というRPGの隠し通路のような小さなリンクをクリックしない限り、契約の全貌は見えない。

会員登録証

謎多き羊皮紙

そしてようやく表示された契約内容に、私は天を仰いだ。 いた。そうお約束のアレが。 身に覚えのない有料オプションという名の刺客だ。

しかもこの刺客、拠点(会員サイト)からは姿が見えず、討伐(解約)するには伝書バトか狼煙(専用フォームか電話)というアナログな手段しかない。 この時点でこのオアシスがなかなかの曲者であることには気づいていた。

契約内容

潜んでいた刺客

第二の砂の罠:別れの合図なき、突然の闇

使わなくなった「ひかり電話」に別れを告げた翌月2日の深夜0時。 我が家の電脳世界は「さよなら」の一言もなく完全に沈黙した。

後に判明したが、ひかり電話を解約するとなぜかルータ機能が強制OFFになる仕様らしい。 もちろん、そんな重要な事前説明は一切ない。ルータは虚しくランプを点滅させるだけの、ただのプラスチックの箱と化した。

ルータ機能オフ時のランプ

沈黙の魔法の箱

第三の砂の罠:運命のサポートガチャ

夜が明け、サポートギルドに救援を求める。ここからが私の運命を左右する「サポートガチャ」の始まりだ。

  • 1人目(Nランク): 「設定を流し込む。3時間待て」。結果、IPv6の民としか話せない人見知りなネット環境が爆誕。
  • 2人目(Rランク): 「原因不明」。暫定対応としてPPPoE接続という古の呪文を授かり、なんとか全面復帰。
  • 3人目(SSRランク): 翌日、進捗を聞くと「お客様、接続できてますので本件は解決済みですが…?」と、2人目の記憶を完全に忘却。私がイチから説明し直し、ようやく完全な「V6プラス接続」にたどり着いた。
V6 プラス接続

長き戦いの終わり

羊皮紙を巻く前に

数々の珍事を乗り越えて2ヶ月。肝心の通信品質ははっきり言って「おてがる」とは程遠いなかなかのじゃじゃ馬だった。

日中の会議は固まり、オンラインゲームは勝利目前で切断される。楽天ひかりに不満があって乗り換えたのに、結果的に楽天ひかりの方がはるかに安定していたという皮肉。

光コラボ選びで学んだ教訓

  1. 高評価の裏側を疑え - 価格.comの評価だけでは見えない実態がある
  2. 契約内容の完全確認 - メールの「全体表示」まで必ず確認する
  3. 解約時の影響を事前確認 - ひかり電話解約でルータ機能が停止する仕様など、重要な情報は自分から聞く
  4. サポート品質のバラつき - 対応者によって解決能力に大きな差がある

注意すべきポイント

  • 有料オプションは会員サイトで確認・解約できない仕様
  • ひかり電話解約時のルータ機能停止は事前説明なし
  • V6プラス接続の設定トラブル時、暫定対応のPPPoE接続で済まされる可能性

まとめ

なぜこれほどのツッコミどころを抱えながら、価格.comで高評価を維持できるのか。 私にはその理由が全く分からない。 ただ一つ言えるのは、私の体験はあのキラキラした高評価とは少し違った、ということだ。 この奮闘記が次に光コラボを選ぶ誰かのささやかな道標となれば幸いである。

どうやら私のプロバイダ探しの旅はまた振り出しに戻るようだ。

おっと、相棒が「また難題に挑むのか」と呆れた顔をしている。今宵はここまでとしよう。

砂漠で見つけた魔法のランプ

ラクダの独り言

最近、ご主人が光る箱に向かって唸ったり、天を仰いだり、急に喜んだりと、やけに忙しない。 なんでも「つうしんひんしつ」とかいう目に見えない砂の流れに一喜一憂しているらしい。 結局また振り出しに戻るとか言ってるが、ご主人、あんたが本当に見るべきなのは目の前で腹を空かせている俺のつぶらな瞳だと思うがな。まったく、飽きねえお人だ。