たびとの旅路 ~電脳砂漠の冒険譚~

フロッピー頼りに歩き、クラウドの地平を見つめる今日まで。見つけたオアシス、迷い込んだ砂の迷宮、全てこの羊皮紙に。

鉄壁の城塞か、底なし沼か ~ビッグローブ光、気疲れだらけの冒険譚~

旅の途中、思わぬ砂の迷宮に足を取られてしまった。忘れないうちに、この顛末を羊皮紙に記しておこう。

「おてがる光」という名のあまりに不安定な大地を捨て、私が次に目指したのは「ビッグローブ光」という、三大キャリアの一角が治める巨大なオアシスだった。通信品質という名の「水」は確かに清らかだった。しかし、そこで私を待ち受けていたのは、あまりに無能で、あまりに縦割りな「案内人(サポート)」たちが支配する、気疲れだらけの底なし沼だったのだ。

旅の始まりは、代理店である「アウンカンパニー」からの心地よい風だった。契約後すぐに、キャッシュバックという名の潤沢な水が我が水筒に注がれた。 しかしひとたび、ビッグローブ光という城塞の中に足を踏み入れたその瞬間から、私の七転八倒の冒険は始まったのである。

この羊皮紙のあらまし

この羊皮紙が導く者

  • 「ビッグローブ光」という巨大なオアシスへの移住を検討している者
  • 光コラボという複雑怪奇な砂漠で、どのキャラバンを信じるべきか迷っている探求者
  • サポートという名の案内人たちとの不毛な戦いに疲れ果てた、全ての冒険者
  • 三大キャリアの品質と、手厚いサポートの両立を夢見ている旅人

砂漠の道標

  • 光コラボ(光コラボレーション) - NTT東日本・西日本の光回線を、各プロバイダが借り受けて提供するサービス。回線自体はNTTだが、契約窓口やサポートはプロバイダが担当する。
  • ONU(回線終端装置) - 光ファイバーケーブルの信号を、パソコンやルーターが理解できるデジタル信号に変換する装置。光回線に必須の機器。
  • プロバイダ - インターネットへの接続サービスを提供する事業者。光回線の契約先となり、メールアドレスやサポートも提供する。
  • キャッシュバック - 契約特典として、一定期間後に現金や商品券が還元される仕組み。代理店経由の契約で多く見られる。
  • 三大キャリア - 日本の通信業界における大手3社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)。安定したインフラを持つが、料金は高めの傾向。
  • シングルサインオン(SSO) - 一度のログインで、複数のサービスやページを利用できる認証システム。ユーザビリティ向上の基本技術。

第一の試練:複雑怪奇な身分証と、金の亡者たちの督促

契約後、私の元にはビッグローブとau、二つの異なるギルド(企業グループ)からひっきりなしに伝書鳩が舞い込んできた。「登録は済んだか?」「手続きをしないと手数料が発生するぞ!」と。 前のプロバイダは何も言ってこなかった。だがこのオアシスは、状況を調べもせずにただ旅人の不安を煽り立てる。まるで金の亡者のようだ。

さらに不可解なことに、ご利用料金の案内状という名の羊皮紙はなぜか二枚も届く。auギルドの身分証(au ID)も二つ。それとは別に、ビッグローブの民である証(ユーザID)も存在する。いったいどれが本当の私だというのだ。

利用開始の儀式という名の迷宮

利用開始の手続きページはまさに悪夢だった。 BIGLOBEマイページにログインしているにも関わらず、別のタブで再びIDとパスワードを求められる。シングルサインオン(一度のログインで複数サービスを利用できる仕組み)という現代の魔法を、彼らは知らないらしい。 そして「お得なオプションはいかがかね?」と数多の商人が現れる。その全てを断り、ようやく完了画面に辿り着いたと思ったら、マイページでは手続きが未完了のまま。ボタンを押せば、また最初からやり直しだ。

第二の試練:連携なき案内人たちの伝言ゲーム

我が家のネットが切断された。原因は古くなったONU(回線終端装置)にあると、私は確信していた。 ここからが、Aさんから、Gさんまで7人もの案内人たちとの、気の遠くなるような伝言ゲームの始まりだった。

  • 電話のAさん・Bさん: 親切だが核心を知らない。最も重要な「契約情報が記された封筒」の存在さえ教えてくれない。
  • チャットのCさんからFさん: 4人がかりで約300行もの問答を繰り返した挙句、「結局わからんから、有料電話にかけろ」
  • 電話のGさん: もちろんチャットの膨大な記録は一切引き継がれていない。そして私にこう言い放った。「NTTに調査させるが、費用が発生するかもしれんぞ。それでもやるのか?」と。

最後の救いの手:NTTという名の本物の「プロ」

絶望の淵で、私が最後に助けを求めたのはNTTのHさんだった。 私が症状を説明し始めてからわずか5分「承知しました。無償で交換いたします」 …その一言。 あまりの迅速さ、あまりのプロフェッショナルな仕事ぶりに、私は涙さえ出そうになった。

無事交換できたONU

無事交換できたONU

羊皮紙を巻く前に

ビッグローブ光との戦いを終えた今、この旅で得た教訓を振り返ってみる。

通信品質という名の水は、確かに清らかだった。だが、その水場に辿り着くまでの道のりは、これまで私が経験したどのオアシスよりも険しく、気疲れに満ちていた。

砂漠の蜃気楼か、本物のオアシスか

今回の旅を終え、私がこれまで渡り歩いてきたオアシス(光コラボ)たちの真の姿がようやく見えてきた。これから旅立つ者たちのために、その評価をここに記しておこう。

オアシスの名(光コラボ) 通信品質(水の清らかさ) サポート(案内人の質) Webサイト(使いやすさ) 総評(旅人へのおすすめ度)
ソフトバンク光 白いルータを避け、割引が適用されるなら最高の選択肢
楽天ひかり - 楽天経済圏の住人なら。ただし水の勢いは少し弱い
おてがる光 × × 頻繁な断水に耐えられる者のみ…
ビッグローブ光 × × 水は最高品質。だが、案内人の質に耐えうる強靭な精神力が必須

※評価:◎(最高) > ○(良い) > △(いまひとつ) > ×(最低)

注意すべき落とし穴

  1. 身分証の複雑さ - au IDが二つ、ビッグローブIDも別。どれが本物か分からない迷宮。
  2. シングルサインオンの不在 - マイページにログイン中でも、別タブで再認証を求められる時代錯誤。
  3. 案内人の連携ゼロ - 7人もの担当者と対話したが、情報は一切引き継がれない伝言ゲーム。
  4. 有料電話への誘導 - チャットで解決できず、最終的に「有料電話にかけろ」の一点張り。
  5. 調査費用の脅し - 「NTTに調査させるが費用が発生するかも」という不誠実な態度。

まとめ

この羊皮紙が伝えたいのは、「有名なオアシス=良質なサービス」という幻想を捨てよということだ。

ビッグローブ光は、確かに通信品質という点では申し分ない。だがその代償として、あんたは無能な案内人たちとの果てしない戦いに、貴重な時間と精神力を削られることになる。

もしあんたが、サポートとの不毛なやり取りに耐えられる強靭な精神力を持っているなら、このオアシスは選択肢の一つとなるだろう。だが、もしあんたが私のように、サポートの質を重視する旅人なら、別のオアシスを探すことを勧める。

この羊皮紙が、巨大なオアシスのきらびやかな評判の裏側を知りたいと願う、未来の冒険者の助けとなることを願う。

おっと、どうやら相棒が次の冒険の準備を始めたようだ。今日はこのへんで筆を置くとしよう。

砂漠の蜃気楼か、本物のオアシスか

今回の旅を終え、私がこれまで渡り歩いてきたオアシス(光コラボ)たちの真の姿がようやく見えてきた。これから旅立つ者たちのために、その評価をここに記しておこう。

オアシスの名(光コラボ) 通信品質(水の清らかさ) サポート(案内人の質) Webサイト(使いやすさ) 総評(旅人へのおすすめ度)
ソフトバンク光 白いルータを避け、割引が適用されるなら最高の選択肢
楽天ひかり - 楽天経済圏の住人なら。ただし水の勢いは少し弱い
おてがる光 × × 頻繁な断水に耐えられる者のみ…
ビッグローブ光 × × 水は最高品質。だが、案内人の質に耐えうる強靭な精神力が必須

※評価:◎(最高) > ○(良い) > △(いまひとつ) > ×(最低)

おっと、どうやら相棒が次の冒険の準備を始めたようだ。今日はこのへんで筆を置くとしよう。

砂漠で見つけた魔法のランプ

ラクダの独り言

ご主人が何日も電話口で誰かと怒鳴り合ったり、ため息をついたり、やけに忙しない。 なんでも新しいオアシスの案内人がとんでもねえポンコツばかりらしい。 俺に言わせりゃ、そんなややこしいオアシス、さっさと出て行けばいいだろうに。 水が美味いだけで案内人がクソなオアシスなんざ、長居する場所じゃねえ。 まあ、ご主人も懲りずに次のオアシス探しを始めるんだろうな。 旅人ってのは、どいつもこいつも学習しねえ生き物だ。やれやれだぜ。